「手を美しくしたい」と検索窓に打ち込む人が求めているのは、おそらく考え方ではなく手順です。何をすればよいのか、いつ、どのくらい。この記事は、その問いに答えるための点検表として書いています。
Soie は手の美しさを、肌の潤い・なめらかさ・輝き、水分と油分のバランス、血流と代謝、香り、所作という五つの視点で捉えています。五つは別々のものではなく、一つの手の中で互いに支え合っていますが、習慣として取り組むなら、一つずつ分けたほうが始めやすいものです。
以下では、五つの視点それぞれに、具体的な毎日の習慣を一つずつ対応させました。全部を一度に始める必要はありません。自分の手に足りないと感じる項目から、一つ選んでみてください。
一、潤い・なめらかさ・輝き。洗ったら潤す
手の美しさの、いちばん目に見える部分です。潤っている手肌はキメが整い、光をやわらかく返し、触れたときになめらかです。乾くとキメが乱れ、くすんで見え、ざらつきを感じるようになります。
対応する習慣は、手を洗ったら潤す、という一つの動作です。手の甲は皮脂が少なく皮膚が薄いうえ、一日に何度も洗われます。洗ったそのあとに、手の美容液をパール粒一つから二つ、手の甲に取ってなじませる。それを手洗いと一対の動きにします。
点検の目安は、手洗いのあと何もつけずに過ごす時間が、一日のうちどれだけあるかです。洗面所、台所、職場の机。手を洗う場所の数だけ、美容液を置く場所があると続きます。
二、水分と油分のバランス。奪いすぎない洗い方
手肌は、角質層が抱える水分と、それを覆う薄い皮脂膜のバランスで守られています。洗浄や摩擦で皮脂膜が失われると、水分も逃げやすくなり、乾燥やカサつきにつながります。潤いを足す前に、奪いすぎないことが先です。
対応する習慣は、洗い方を変えることです。熱いお湯ではなくぬるま湯を使う。洗うたびに潤いを残すやさしいソープを選び、石けんが残らないよう十分にすすぐ。拭くときはこすらず、タオルを押し当てて水滴を残さない。それだけで、洗うたびに失われるものが減ります。
乾燥が強い夜は、美容液をなじませたあとにお手持ちのクリームを重ねても構いません。水分と美容成分を主体にした美容液が先、油分で蒸発を防ぐクリームが後。この順番を守ると、水分と油分の両方が手に残ります。
三、血流と代謝。なじませる時間をとる
手の温度、血色、やわらかさは、目には見えない細かな血液のめぐりに支えられています。長時間のパソコン作業や冷暖房の中で手が冷えると、くすみや乾燥が進みやすくなると言われています。
対応する習慣は、美容液を塗る十秒を、なじませる一分に変えることです。両手の甲を合わせて広げ、手のひら全体ですり込み、指を組んで指の間に行き渡らせ、指を一本ずつ軽くさすり、最後に爪のまわりを押す。力は要りません。
塗り広げる動作そのものが、手のめぐりを促す小さな儀式になります。一日に一度、できれば夜に、この一分をとってみてください。冷えた手が少し温まり、色が戻ってくるのを感じるはずです。
四、香り。手入れに区切りの合図を持たせる
美しい手の条件に香りが入っていることを、意外に思う方もいるかもしれません。けれど手は、ページをめくるとき、カップを持つとき、頬に触れるとき、顔のすぐ近くに来ます。そのたびに届く香りは、手の印象の一部です。
香りは嗅覚を通して感情や記憶にはたらきかけると言われています。対応する習慣は、手入れに香りを持たせることです。香りのある美容液やソープを使うと、洗って潤すという動作が、仕事の区切りや一日の終わりの合図になり、習慣として定着しやすくなります。
強さの目安は、手を顔に近づけたときにふわりと感じる程度。香水のように広がらない香りであれば、職場でも食卓でも気兼ねなく使えます。朝と夜で香りを変えるのも、続けるための一つの工夫です。
五、所作。手をゆっくり動かす
手の美しさは、静止した手ではなく、動いている手で見られます。名刺を差し出す、グラスを持ち上げる、ドアを押さえる。相手の目に残るのは、手肌の状態と、その動きの両方です。
対応する習慣は、手を使う動作を、ほんの少しゆっくりにすることです。ものを渡すときは両手で、置くときは音を立てずに。急いだ手は、どれほど手入れされていてもこわばって見えます。ゆっくり動く手は、それだけで落ち着いて見えます。
所作は、手入れの結果でもあります。関節がつっぱったり、爪まわりがささくれていたりすると、人は無意識に手を隠すように動かします。手肌が心地よい状態にあると、手は自然に開き、自由に動きます。一から四までの習慣は、最後にこの五つめへとつながっています。
五つの視点とその背景は、手の美容ガイド にも詳しくまとめています。
Soie はこの五つの視点をもとに、手のためだけに設計した美容液エンライトハンドセラムと、洗うたびに潤うモイストフレグランスハンド&ボディソープを、専属の調香師による5つの香りで仕立てています。美しい手は、一度の手入れで手に入るものではなく、洗って潤すという小さな動作の積み重ねの先にあります。今日、どれか一つから始めてみてください。
