ハンドセラムを手にした人から、いちばん多く受け取る問いのひとつが「一日に何回使えばよいか」です。顔の美容液なら朝と夜の二回で迷いません。手の美容液は、手洗いのたびに流れてしまうぶん、回数の正解が見えにくいのです。
Soie の答えは「手を洗った回数だけ」です。ただしこの答えは、一日に三回しか洗わない人にも、十五回洗う人にも同じ重さで届いてしまいます。この記事では、回数を決める基準、一日の節目という考え方、塗りすぎという心配、そして自分の回数を知る方法を順に書きます。
基本は「洗うたびに」、理由は皮脂膜にある
手を洗うたびに、手の甲の皮脂膜は流れます。皮脂膜は角質層の水分を守る薄い膜で、手の甲はもともと皮脂が少なく、失ったあと自力で補うのに時間がかかる部位です。塗った美容液も、次の手洗いで多くが流れます。だから回数の単位は「一日」ではなく「一回の手洗い」になります。
この考え方では、回数は人によって違って当然です。在宅で仕事をする日は四回、台所に立つ日は十回、人と会う仕事の日はもっと多い。手を洗った回数を数えると、自分の手が一日にどれだけ皮脂膜を失っているかが見えてきます。
回数を決める三つの基準
洗うたびに、が理想でも、現実には塗れない場面があります。そこで、回数を決める三つの基準を持っておくと迷いません。
- 節目で塗る。朝の身支度、外出前、帰宅後、就寝前。この四つは、手洗いの回数が少ない人でも押さえたい四回です。
- 乾いたと感じたら塗る。手の甲を軽く曲げてつっぱる感じがあれば、それが合図です。感覚を基準にすると、季節で回数が自然に増減します。
- 長い水仕事や消毒のあとは塗る。洗剤やアルコールに触れたあとは、通常の手洗いより皮脂膜が失われています。
三つを合わせると、少ない人で一日四回、多い人で十回を超えます。どちらも正しい回数です。回数の多さを競う必要はなく、自分の一日に合った数を見つけることが目的です。
回数は、季節でも変わります。空気が乾く季節や、手洗いと消毒の回数が増える時期には、使う回数を増やします。基本の「洗う→潤す」は一年中同じで、変わるのは回数だけです。
塗りすぎはあるのか
一日に十回以上塗って大丈夫か、と心配する声もあります。ベタつかない剤型の手の美容液であれば、回数を重ねても手のひらに膜が残ることはなく、キーボードや書類に触れる妨げにもなりません。一回の量をパール粒一粒ほどに抑えれば、回数が増えても手はさらりとしたままです。
気をつけたいのは回数より、濡れた手に塗ることです。水滴が残った手に塗ると、美容液は水と一緒に蒸発し、塗った実感が薄くなります。回数を増やす前に、拭いてから塗る順序が守られているかを確かめます。肌に合わないと感じたときは、回数にかかわらず使用を中止してください。
30mL のボトルが教えてくれること
自分が一日に何回使っているかは、意外と覚えていないものです。そこで役に立つのがボトルの減り方です。30mL のボトルは、一日に数回使う方で一か月半前後が目安です。パール粒1〜2粒が一回分。これを基準に、一か月で空になるなら回数が多め、三か月もつなら少なめ、と逆算できます。
減り方が遅いと感じたら、節目の四回が抜けていないかを見直します。朝は塗っているが帰宅後が抜けている、就寝前は塗るが外出前を忘れている。抜けている節目は人によって決まっていて、そこに置き場所をつくると回数は自然に整います。洗面所、玄関、机、枕元。ボトルを置く場所の数が、回数の上限を決めます。
回数を数えることの、もうひとつの意味
一日の回数を意識すると、手を洗う行為そのものへの目が変わります。熱い湯で長く洗っていないか、こすって拭いていないか、洗ったあと何分乾いたままにしているか。回数を数える習慣は、手を洗うたびに手を見る習慣でもあります。
量・順序・タイミングを含めた使い方の全体は ハンドセラムの使い方ガイド にまとめています。回数についての考え方は、そこに書いた「一日の節目に」という一行を、自分の一日に翻訳する作業だと言えます。
Soie のハンドセラムでは
Soie の エンライトハンドセラム は、一日に何度も使うことを前提に設計した手の美容液です。セラミド5種・ペプチド類(保湿成分)と EGF・KGF(整肌成分)を配合しながら、なじませたあとにベタつきを残しません。回数を重ねるほど、専属の調香師による香りが、一日の節目ごとの小さな区切りになります。
何回使うか。答えは手の数だけあります。洗った回数を数え、節目を押さえ、ボトルの減り方で確かめる。その繰り返しの中で、自分の回数は自然に決まります。
