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Hand Beauty Journal毎日の習慣

空気が乾きはじめる十月、手のための切り替え

十月は、冷房による室内の乾燥から、空気そのものの乾燥へ移る月です。朝晩が冷え、湿度が下がり、暖房が入る前の快適な部屋で手は静かに水分を失います。洗ったあとのつっぱりを合図に保湿の回数を一段階増やし、ぬるま湯を保ち、手袋とクリームを用意して十一月を迎える。秋の手の乾燥を防ぐ切り替えを Soie がまとめました。

湿度計の数字を気にする人は多くありませんが、手はその数字を正確に読んでいます。九月まで高かった室内の湿度が、十月に入ると、晴れた日の午後に目に見えて下がります。手の甲のつっぱりが戻ってくるのは、ちょうどその頃です。

夏の乾燥は、冷房という室内の事情でした。外に出れば湿った空気があり、手は一日のどこかで潤いを取り戻していました。十月の乾燥は、空気そのものの乾燥です。外も中も、朝も夜も、手の水分は静かに空気の側へ引かれていきます。

夏の手のリセットについての記事と、冬の手荒れを防ぐ習慣についての記事のあいだには、この一か月の切り替えがあります。暖房が入る前の、気づきにくい乾き。この記事では、十月の手に起きていることと、保湿の回数を増やす目安について書きます。

冷房の乾燥から、外気の乾燥へ

夏のあいだ、手が乾く場所は限られていました。冷房の効いたオフィス、電車、車内。そこを出れば湿度の高い外気があり、汗もかき、手は湿ることと乾くことを一日に何度も繰り返していました。乾燥は「場所」の問題で、場所を離れれば緩みました。

十月になると、乾燥は場所を選ばなくなります。朝晩の気温が下がり、空気が含める水分の量そのものが減っていきます。窓を開けて入ってくる風は心地よいのですが、その心地よさは、空気が乾いて軽くなったことの別名でもあります。手の甲は皮脂が少なく皮膚が薄いため、この変化を体のどこよりも早く映します。

加えて、朝晩が冷えると、手を洗う水の温度が知らないうちに上がります。夏には水で洗っていた手を、十月にはお湯で洗うようになる。熱いお湯は皮脂を奪い潤いのバリアを壊しやすいので、ぬるま湯を保つことが、この季節の最初の注意点です。

暖房が入る前の、静かな乾き

十一月に暖房が入ると、乾燥は誰の目にも明らかになり、手入れを思い出す季節になります。けれど十月は、まだ寒くも暑くもなく、空気が乾いていることに気づきにくい月です。この「気づきにくさ」が、十月の手にとっていちばんの問題です。

快適な気温の中で、手は静かに水分を失います。洗ったあとのつっぱりは軽く、我慢できる程度で、だから保湿は後回しになります。それが一か月続いたところに暖房の乾燥が重なると、手は十一月の初めにはすでに乾き切った状態で冬を迎えることになります。

十月の手入れの目的は、この「乾き切った状態」をつくらないことです。暖房の季節に入る前に、手肌の水分と油分のバランスを整えておく。そのために必要なのは特別なものではなく、保湿の回数を一段階増やすことです。

保湿の回数を増やす目安

夏のあいだ、保湿が朝と夜の二回だけだったとします。十月に足したいのは、日中の手洗いのあとの一回ずつです。手を洗って乾いた直後は、水分がもっとも失われやすい時間であり、同時に潤いを足すのにもっとも向いた時間です。手洗いの回数がそのまま保湿の回数になれば、それで足ります。

目安が欲しい方には、こう考えることを提案しています。洗ったあとに手の甲がつっぱると感じたら、それが一回分の合図です。つっぱりを感じる回数が増えてきたら、保湿の回数もそれに合わせて増やす。手が教えてくれる合図に従うだけなので、数を決めて守るより続きます。

回数を増やすには、剤型の選び方が大切です。日中に油分の多いクリームを何度も塗るのは難しいので、さらりとなじんで塗った直後に作業に戻れる美容液を、手を洗う場所の近くに置いておきます。夜は美容液のあとにクリームを重ね、乾燥の強い日は厚みを足します。手の美容の基本の流れは 手の美容ガイド にまとめています。

十一月を迎える前に整えておくこと

十月のうちに、冬の支度を手の側からも進めておきます。食器洗い用の手袋を新しくする。夜に重ねるクリームを用意する。乾燥がひどい夜のために綿の手袋を一組、引き出しに入れておく。どれも小さなことですが、十一月に慌てて揃えるより、今から習慣に組み込んでおくほうが自然に続きます。

日焼け止めは、秋も続けます。十月の日差しは夏より穏やかに感じられますが、手の甲は一年を通して紫外線を受けています。毎朝の習慣を夏で終わらせないことが、手の甲の乾燥とくすみを防ぐことにつながります。

そして爪まわり。空気が乾くと、ささくれが増えはじめます。美容液を塗る手順の最後に、爪の根元を軽く押すようになじませる習慣をこの月に始めておくと、冬の指先が違ってきます。冬本番の手荒れを防ぐ習慣は 冬の手荒れを防ぐ習慣 で詳しく書いています。

Soie の十月

Soie の エンライトハンドセラム は、セラミド5種・ペプチド類(保湿成分)と EGF・KGF(整肌成分)を配合した、手のためだけの美容液です。ベタつかずさらりとなじむので、手洗いのたびに使う十月の回数に向いています。秋の手には、茶とハーブの落ち着いた SUPREME TEA の香りがよく合います。

湿度計を見なくても、手は季節を知っています。手が教えてくれるつっぱりを合図に、潤いを足す回数を一つ増やす。十月の切り替えは、それだけでよいのです。

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